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<バックナンバー:小説>

■No.071(2008/5/15)
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novel
『双頭の鷲』佐藤賢一 / 新潮文庫 reviewer:moji茶
『流星の絆』東野圭吾 / 講談社  reviewer:旅子
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー / 扶桑社  reviewer:ばー
『名前探しの放課後』辻村 深月 / 講談社  reviewer:紫月
『大きな熊が来る前に、おやすみ。』島本理生 / 新潮社  reviewer:オオキサエリ
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ピックアップ
『ゴールデンスランバー』
著者:伊坂 幸太郎
出版社:新潮社
伊坂幸太郎2年ぶりとなる書き下ろし長編小説。著者の得意とする「時間軸」を錯綜させたストーリー展開は、本作でも健在。首相暗殺犯に仕立てられた男の必死の逃亡劇は、真の犯人を追いかけることではなく、ただ「逃げ切る」ことに終始する。だが、主人公の男を軸に、そこに関わる全ての人の心理を縦横無尽に絡めていくことで、人が持つ「先入観」の罠や、「保身」の壁を超える「絆」といった深いテーマを投げかけてくれる。
2008年本屋大賞受賞も納得の秀作。
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■No.065(2008/2/19)
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novel
『生きてるだけで、愛』本谷 有希子 / 新潮社  reviewer:世界
『こころげそう 男女九人 お江戸恋ものがたり』畠中 恵 / 光文社  reviewer:紫月
『花の下にて春死なむ』北森 鴻 / 講談社  reviewer:non
『ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙』ヨースタインゴルデル,池田 香代子 / 日本放送出版協会  reviewer:ぷるーと
『忘れないと誓ったぼくがいた』平山 瑞穂 / 新潮社  reviewer:ろでむ
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ピックアップ
『ほしのはじまり―決定版星新一ショートショート』
著者:星 新一 (著), 新井 素子 (編さん)
出版社:角川書店
星新一作家生活50周年記念アンソロジー。星新一の愛弟子・新井素子の編集によるショートショート最高傑作集。かつて読んだものを再読する懐かしさとはどこか違う、今も過去も変わらぬ面白さを提供してくれる星新一の作品。それは作家が自身に課した「時事風俗は書かない、固有名詞は書かない」等の規制の効果であること以上に、人間の本質を巧みにかつ軽やかに描写している作品そのものの魅力なのだと思います。初収録のエッセイ18本もファンには嬉しい限り。
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■No.059(2007/12/5)
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novel
『王都炎上・王子二人 ―アルスラーン戦記』 田中 芳樹 / 光文社  reviewer:はなもも
『続 関ヶ原〈1〉再挙兵 』村田 昌士 / 学習研究社  reviewer:吉野桃花
『氷の海のガレオン/オルタ』木地 雅映子 / ジャイブ  reviewer:ジャン54
『鋼鉄はいかに鍛えられたか』金子 幸彦 / 岩波書店  reviewer:タコ
『思いわずらうことなく愉しく生きよ』江國 香織 / 光文社  reviewer:HOMmIe.
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ピックアップ
『夜は短し歩けよ乙女』
著者:森見 登美彦
出版社:角川書店
「野生時代」連載をまとめた本作は、第20回山本周五郎賞・2007年本屋大賞2位を受賞。恋愛小説の枠には到底収まらない、森見節炸裂の奇想天外ストーリーは、一気に読み進めてしまう面白さに溢れています。第15回日本ファンタジーノベル大賞を受賞した「太陽の塔」とともに、おすすめの一作。
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■No.053(2007/9/4)
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novel
『蛇にピアス』金原ひとみ / 集英社 reviewer:相川 藍 ( A.A.)
『いまどきの老人』柴田 元幸(編訳)畔柳 和代(訳)/ 朝日新聞社  reviewer:はなもも
『おしまいの日』新井 素子 / 新潮社  reviewer:木谷梨子
『ユリシーズ』James Augustine Aloysius Joyce、丸谷 才一、高松 雄一、永川 玲二 / 集英社  reviewer:abraxas
『しゃばけ』畠中 恵 / 新潮社  reviewer:青空
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ピックアップ
『ライラの冒険 黄金の羅針盤(上・下)』
フィリップ プルマン著、大久保 寛訳/出版社:新潮文庫
ファンタジー小説の最高傑作と評価される「ライラの冒険」シリーズ。子供向けの冒険物語というより、むしろ大人だからこそストーリーの根底を貫く思想や世界観を存分に楽しめます。 主人公の少女ライラと彼女を巡る登場人物、そして見たこともないパラレルワールド…そのどれをとっても描き方は秀逸。来年3月には映画化が決定。その前にぜひ原作本を!
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■No.048(2007/6/18)
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novel
『蕭々館日録』久世 光彦/中央公論新社 reviewer:木谷梨子
『陽気なギャングが地球を回す』伊坂 幸太郎/祥伝社  reviewer:はなもも
『人のセックスを笑うな』山崎ナオコーラ/河出書房新社  reviewer:相川 藍 ( A.A.)
『わが恋(おも)う人は〈上〉』 遠藤 周作/講談社  reviewer:mimiq
『図書館戦争』有川 浩/メディアワークス  reviewer:はなもも
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ピックアップ
『均ちゃんの失踪』
著者:中島京子 /出版社:講談社
失踪した鈞ちゃんの自宅に空き巣が入る。本人不在中につき警察に招集されたのは、彼に関わる3人の女性。年代も職業もバラバラである彼女たちだが、それを機に奇妙な交流が始まる。三者三様の日常生活と鈞ちゃんへのそれぞれの想い、やがて訪れる転機。いなくなった時と同じように、ふらっと彼女たちの元に戻る根無し草の鈞ちゃんは、静かに変化していく彼女たちを受け止めることができない。拠り所を持たない自由と、拠り所を求めていく自由。その対比は、男女の差を超えて、きっと何かを語りかけてくれるだろう。
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■No.042(2007/3/22)
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novel
『フィッシュストーリー』伊坂 幸太郎/新潮社 reviewer:ゆか
『夢を与える』綿矢 りさ/河出書房新社  reviewer:ゆか
『ヒストリー・オブ・ラヴ』ニコール クラウス,Nicole Krauss/村松 潔・訳/新潮社  reviewer:坤
『ナイン・ストーリーズ』サリンジャー,野崎 孝/新潮社  reviewer:ジャン54
『死神の精度』伊坂 幸太郎/文藝春秋  reviewer:*ミツヤ*
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ピックアップ
『赤朽葉家の伝説』
桜庭一樹 /東京創元社
「千里眼の祖母、漫画家の母、そしてニートのわたし」鳥取の旧家に生きる女の三代を描く。赤色が視覚を覆い尽くすように、目前に広がる物語の読み深さに耽溺。ライトノベルを主なステージとして少女たちを描いてきた著者だが、単純なキャラクターの魅力に留まらない「物語」の魅力に挑んだ意欲作だ。
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■No.036(2006/12/26)
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novel
『東京タワー』江國 香織/新潮社 reviewer:ゆか
『ミザリー』スティーヴン キング著、矢野 浩三郎訳/文藝春秋 reviewer:木谷梨子
『雨のち晴れ、ところにより虹』吉野 万理子/新潮社  reviewer:ゆか
『手紙』東野 圭吾/文藝春秋 reviewer:千世
『蛇にピアス』金原ひとみ/集英社 reviewer:相川 藍 ( A.A.)
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ピックアップ
『yom yom(ヨムヨム)vol.1』
新潮社
川上弘美、梨木香帆、阿川佐和子、大島真寿美、吉田修一、恩田陸、重松清…まだまだ挙げればキリが無いほど、文学界を代表する作家が名を連ねる小説新潮の別冊。オリジナル読みきり小説やエッセイが収録されている他、コラム、連載と内容盛り沢山。小説、文学好きにはたまらない一冊です。
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■No.030(2006/10/17)
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novel
『ラランデの星』(1)鳴海 風/新人物往来社reviewer:蓮見暢生
『すきまのおともだちたち』江國 香織/白泉社 reviewer:ゆか
『陰日向に咲く』劇団ひとり/幻冬舎 reviewer:ちな
『ケッヘル』(上・下)中山 可穂/文藝春秋 reviewer:ゆか
『ゲド戦記外伝』『アースシーの風』アーシュラ・K・ル=グウィン(著)清水 真砂子(訳)Ursula K. Le Guin/岩波書店 reviewer:LISApapa
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ピックアップ
『無名』
沢木耕太郎/幻冬舎
89歳の父の入院、在宅看護、やがて迎える死。「無名」のまま生をまっとうする父を目の前に、息子である沢木は父と過ごした日々の記憶を静かに辿る。親子という関係性は、そのあたり前に「ある」という均衡が崩れたときに、今まで見えなかったものを鮮明に映し出すものなのかもしれない。「一合の酒と一冊の本があれば、それが最高の贅沢」と語る父は、名こそ世に通ることはなくとも、沢木耕太郎という人間に確実に受け継がれていく。「深夜特急」とはひと味もふた味も違う筆致の好著。
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■No.025(2006/7/11)
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novel
『しゃばけ』畠中 恵/新潮社reviewer:青空
『ホテルカクタス』江國 香織/ビリケン出版 reviewer:ゆか
『叶えられた祈り』トルーマン カポーティ、川本 三郎、Truman Capote/新潮社 reviewer:木谷梨子
『蛇にピアス』金原ひとみ/集英社 reviewer:相川 藍 ( A.A.)
『ブレイブ・ストーリー(全3巻)』宮部みゆき/角川書店 reviewer:翠
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ピックアップ
『陰日向に咲く』劇団ひとり/幻冬舎
お笑い芸人としてひときわ異彩を放つ、劇団ひとりの初小説。
5つの短編でありながら、それぞれの物語りが微妙に交差していく構成は、とても初作品とは思えぬ完成度。物語は一貫して、うんざりするような日常と葛藤しながらも、自らの意思で何かを選んでいこうとする人間の姿を描く。その人生模様は、テンポの良い言葉とは裏腹に、どこか切なく、溜息を誘う。
弱さも、ひとりよがりな思い込みも、諦めも、全部ひっくるめて、「それでも生きていくんだよ」と語りかけてくる、魅力溢れる作品に仕上がっている。
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■No.019(2006/4/18)
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novel
『少年時代 〈上〉(下)』ロバート・R. マキャモン、二宮 磬/文芸春秋 reviewer:rerun
『ガール』奥田 英朗/講談社 reviewer:ゆか
『かもめ食堂 ruokala lokki』群 ようこ/幻冬舎 reviewer:ゆか
『クラルテ』アンリ・バルビュス/岩波書店 reviewer:未来
『沖で待つ』絲山 秋子/文藝春秋 reviewer:ちな
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ピックアップ
『その日のまえに』重松清/文藝春秋
“本屋大賞2006”5位に入賞した本作は、身近な人の「死」というテーマを決して大袈裟ではなく、ごくごく日常的な描写の中に綴った短編集。様々な形で訪れる「死」を通して、いやおうなく浮き彫りにされる「生」。そこに向き合う人々の心の動きを時空をまたいで描き出した、心に沁みる物語です。
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■No.014(2006/1/24)
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novel
『いまどきの老人』柴田 元幸(編訳)畔柳 和代(訳)/朝日新聞社 reviewer:星落秋風五丈原
『ロリータ』ウラジーミル ナボコフ(著)若島 正(訳)/新潮社 reviewer:坤
『さまよう刃』東野 圭吾/朝日新聞社 reviewer:まっしー
『野ブタ。をプロデュース』白岩 玄/河出書房新社 reviewer:相川 藍 ( A.A.)
『砂漠』伊坂 幸太郎/実業之日本社 reviewer:ゆか
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ピックアップ
『博士の愛した数式』小川洋子/新潮社
2004年第一回本屋大賞に輝いた小川洋子の代表作品。事故で記憶が80分しか持続しない数学者=博士と、そこに通う家政婦とその息子ルート。博士の示す数式の世界に次第に魅了されていく二人と、徐々に生まれる温かな心の交流を、奇をてらうことなく鮮やかに描いている。今月1月26日より寺尾聡/深津絵里主演で映画化。監督は『雨あがる』の小泉堯史。
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■No.004(2005/11/1)
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novel
『いまどきの老人』柴田 元幸(編訳)畔柳 和代(訳)/朝日新聞社 reviewer:Bonnie
『人のセックスを笑うな』山崎ナオコーラ/河出書房新社 reviewer:相川 藍 ( A.A.)
『移民たち 四つの長い物語』W・G・ゼーバルト/鈴木 仁子・訳/白水社(ゼーバルト・コレクション1) reviewer:坤
『失踪症候群』貫井 徳郎/双葉社 reviewer:ゆか
『東京奇譚集』村上 春樹/新潮社 reviewer:さいとうゆう
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ピックアップ
『野ブタ。をプロデュース』白岩玄/河出書房新社
第41回文藝賞受賞・芥川賞ノミネート作品。キモ面のおどおどデブのイジメられっ子転校生を人気者にするべく、プロデューサーを買って出た「オレ」。その奮闘の成果やいかに??日本テレビ系でドラマ化放映中です。
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■No.008(2005/8/23)
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『花まんま』朱川 湊人/文藝春秋 reviewer:星落秋風五丈原
『蛇にピアス』金原ひとみ/集英社 reviewer:相川 藍 ( A.A.)
『世界の果ての庭』西崎憲/新潮社 reviewer:のらねこ
『三屋清左衛門残日録』藤沢周平/文春文庫 reviewer:トラキチ
『黒い天使』コーネル・ウールリッチ、黒原 敏行/早川書房 reviewer:木谷梨子
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ピックアップ
『東京タワー -オカンとボクと、時々、オトン-』
リリー・フランキー / 扶桑社
文芸誌『en-taxi』に連載されていた著者初の長編自伝小説。テレビで見る姿や描くキャラクターからは想像もつかないほど、切なく胸に迫る、母・父・子が織り成す家族の物語り。リリー・フランキーの綴るリアルな日常の積み重ねは、家族は生まれながらにして絶対的な存在感を持っている一方で、時の流れを経る中で徐々に作られていくものだと気付かされる。切なくて温かい、心に染みわたる珠玉の一作。
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